遙かなる名古屋への道ツーリング (前編)
 

西暦2005年10月18日
日本の軍用航空ファンにとって聖地と言っても
過言ではない(断言)!『名古屋』にコマジェ君と共に
行って来ました。

前回の島巡りツーリング成功に続き!
第二弾も悲願達成なるか?


きっかけ

2005年10月6日、管理人の会社では緊急会議が行われていました。
会社側「今年未だ夏休み取ってない人〜」
(注)
労働者「は〜〜〜〜〜い」(大勢の声)
*注 管理人の勤務先ではお盆に休みが無く、交代で夏休みを取ることになっている。
    また、労働者階級には『ぐうたら』『お寝坊さん』が多く、朝起きるのがツライ冬季に
       休暇取得者が集中し会社側の悩みとなっている。

会社側「寒くなったら 休もうと思ってる人〜」
労働者「は〜〜〜〜〜い」(大勢の声)
会社側「お前ら ふざけやがって 今すぐ順番を決めて取得しやがれ!!このドアホども!」
労働者「ひええぇぇ〜〜〜」

労働者「じゃんけ〜ん ぽん!」(大勢の声)
管理人「うぇ〜〜 負けた〜〜 びりっケツぅ」

と言うわけで間近の10月の第3週にお盆休み決定!
お仕事が溜まりに溜まっている状況で 実質1週間しかないのに休めるのか?・・・・・・

まぁ 前々から なんとなく休みかな?位の予想はしていたが、正式に決まっちゃうと
大量に残っているお仕事どうするの??状態、毎日激務激務で一週間分の隙間を作らなくっちゃなりません(苦)。

2005年10月12日、「ところで休みは何すんの?」
う〜〜ん以前から「コマジェで名古屋に行ってみようかな」と、考えてはいたが、
本当に行けるのか?自問自答・・
その為にRrキャリア残したままだし、ハンドルも 『楽ちん』を優先して
アップハンに替えたんだし・・・ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・
よしっ 行っちゃおう!と考え、計画し始める。

計画

地図を見たり、WEB検索をしたりで情報収集するが、コマジェ君が高速を使えない事もあり
時間的な不確定要素多すぎ!

Q名古屋に何しに行くの?
Aもちろん飛行機見に行くの

Q何時間くらいかかるの?
A経路の制限速度も混み具合も判らないので分かんな〜い
 過去の実績だと休憩時間込みで平均速度35km〜40km位かな〜

Q行ったら確実に見られるの?
Aお天気とか いろんな事情で運任せ(泣)

今回は計画たてても 絶対計画通りに行くわけない。
目的と優先順番を決め、目的を達成できないときの代替案を考えて
行動することにする。

例 飛行機見に行ったけど飛ばない様だ→じゃぁ名古屋水族館に行って『しゃち』見よう
     フェリー乗ろうとしたら乗れなかった→じゃぁ陸路走って行こう(帰ろう)。
     帰り道は嵐で大荒れ、フェリーも陸路も無理→じゃぁ北上して富士山見て関東からフェリー使って帰ろう

この様な『計画どおりに行かなかったら こうしよう』式に考える。
不測の事態に備えると言えば聞こえは良いが、要はテキトウ(笑)。

出発前日

2005年10月17日 お盆休みに突入!私用少々と会社に行って残った仕事の整理引継をすませ
ツーリング準備&コマジェ君の機関チェック

んで出発の日

持っていく荷物は デジカメ2台にレンズ3本、
ノートパソコン1台、PDA1台、
その他バッテリー&充電器
衣類1週間分、地図、筆記用具、etc

まさに『最大積載量 積めるだけ』の様子。

それじゃぁ しゅっぱぁ〜つ!!!!!

しゅっぱぁ〜つしたのは良いが いきなり会社から電話(嫌)。
「特派員さ〜ん 何かトラブってるんですけどぉ〜」
がび〜〜ん!!
取り敢えず会社と詳細打ち合わせの後
再スタート10分〜30分おきにコマジェを停めて
関係各所に連絡をしながら気が国道3号線を東に進み、気が付いたら

フェリーターミナル!(大洋フェリー 新門司港ターミナル
急いで乗船手続きを済ませ、お仕事再開。
「ほ〜ら、やっぱり計画通りに進まない」
などと見通しの確かさに変な満足感を感じつつ(何か間違ってる)
乗船10分前になんとかトラブル解決!

あ〜!写真を撮る暇ないじゃんよ(泣)
オートバイは早めに船内に案内されます。
濡れた鉄板の上とか滑りやすい所が多いので用心用心
こんな感じで隙間にしまわれます。
因みにコマジェ君の左側は トレーラーの
Rrボディーに固定されています。
トレーラーこけたらコマジェ君はぺしゃんこ(苦笑)。
出航前の一時

二等船室(タコ部屋)に一番乗りし占有スペース確保
船内探検しながら出航を待ちます。

する事無くなったら
出航前にいきなり風呂(笑)!

やはり、出航前はお風呂も空いてていい気分♪
頭洗っていたらいきなり後ろから
冷たい水が!!
「おいっ こらっ ちょっと!!」
と、怒鳴りながら振り向くと

 


背中がカラフル、東山の金さん印のおじさんが 冷水浴!
「おう に〜さん ゴメンな〜〜〜」
人目を気にしていつの間にか入っていたようです(怖)。
その後、湯船につかりながら「何処行くの?」「旅行?」などと聞かれ、会話を楽しみながら(嘘)
リラックスタイム?
入浴中に船は出航、
お風呂から出て外を見てみれば
夕日が綺麗。

今度こそ本当にリラックス。


客室に戻ると、黒い革ジャンに袖無しGジャンを羽織った熟年夫婦が話しかけてきました
「荷物からするとオートバイ?旅行?何処行くの?オートバイ何?」
「はい、原チャリスクーターで名古屋迄行きます」と答えると
「えぇ〜〜〜っ 原付で?」と絶句。

「途中まで一緒の道だから」と、翌朝は道案内で引っ張っていって頂けるとの事。
らっき〜〜〜!

翌朝AM5:30 まだ暗い大阪南港に到着、下船したら昨晩の夫婦と一緒に名古屋に向けて出発。
国道25号線に入ったところ迄引っ張って頂きました。
この後、奈良→京都→滋賀→三重→愛知(名古屋)と走ります。
(後から判ったことですが、大阪南港→国道一号線を使って名古屋のルートの方がお勧め)

途中、『法隆寺』の前を通りましたが早朝だしスルー。

途中、京都に入ったコンビニで朝食食べていると、
謎のおじさんに話しかけられました。

「おー!福岡から(驚)来たの?俺、飯塚出身。
懐かしいね〜 えっ?これから名古屋行くの?大変だよ
それだったら京滋バイパス使うと良いよ。
えっ?125でも大丈夫かって?
全然大丈夫!走れるから」とICまでの道を教えて頂き
行ってみれば・・・・・
『125cc以下は進入禁止』と標識が(泣)。

無難に国道一号線つかって名古屋まで行くことにします。

←いつの間にやら荷物増えてる。
京都に侵入
途中、金閣寺やら清水寺の看板を見つけるが
そんなもん見ている暇は無し!
東山寺ってのが見えたので信号停止のついでに撮影。

取り敢えず法隆寺、五重塔を見たことにしておこう

その後、琵琶湖、栗東(フォトん!:残念ながら定休日)
鈴鹿サーキットのソバを走るが寄る暇無し。

ひたすら走って

 

13:30 目的地の愛知県小牧市に在る
三菱重工航空宇宙システム製作所(株)に到着。
此処は、零式艦上戦闘機、YS11、F−1、F−2
を開発。F−4、F−15などをライセンス生産した
由緒ある工場です。

金閣寺が国宝なら、
此処は世界遺産に指定すべきです。

『大空へ、宇宙へ、そして未来へ』
    
〜情熱と感動をかたちに〜

感動しました。 ありがたいお言葉です。



此処までの走行距離390.1km

第一の目的を達成したので今度は
県営名古屋飛行場の横に在る公園に行って
土手に登ります。

土手の上では、子ども達が楽しそうに・・・・遊んでなく
不審なおっさん達が数名座っています。
しかも 双眼鏡持ってあっちこっち眺めています。
明らかに白昼堂々と覗き行為を・・・

怪しいとしか言いようがありません。


ここで 管理人が いつもお世話になっている
名古屋の会長様、しろくまさんにメールを送信。
名古屋に来ている旨伝えます。
ふと 右側を見ると!

おおっ!重工さんのエプロンが見えます!
ここは良い!
一緒に不審人物になろう!!
てな訳で空港を眺めていたら、

不審なおじさんから話掛けられました。
「さっきF−2飛んでいったよ・・」
「ぬぁにぃ!」
早速、カメラの準備をしていると
「来た来た 降りてきた」の声が聞こえてきます。

うをっ!F−2
名古屋に来て良かった!
この後、何か飛ぶかな?と待っていたが
FLTは有りませんでした。



F−2見ることが出来たので満足です。
空港近くのビジネスホテルにチェックインして
風呂に入ってさっぱり、生き返ります。
この日の夕食は
なんと、会長様、ゴルゴさん、しろくまさんと
一緒に焼き肉パーティ
焼き肉も豪華ですが、
それ以上に顔ぶれ(管理人除く)が豪華です。

お食事の後は、しろくまさんのお宅で、び〜(エビさん)
ふらん&あびす(M.ダックス)と遊びながら
コーヒータイム。
豪華です。

会長様、ゴルゴさん、しろくまさん有難うございました。



中編に続く